きりんと本とブックレビュー

読書が好きです。ジャケ買いをするので、ジャンルに統一感がないです。誰かの読書の参考になれば嬉しいです。

七つの会議

今日もあなたは本を読んでいますか?

こんにちは。キリンです。

 

今日、キリンさんが読んだ本は、

七つの会議

です。

 

七つの会議 (集英社文庫)

七つの会議 (集英社文庫)

 

 ただただ、池井戸潤さんの小説が大好きです。

本当に、どれもこれもおもしろいです。

半沢直樹だけじゃないんです。

ドラマになったものももちろんおもしろいし、ドラマになっていないものもおもしろいです。

頑張る中小企業、まじめに仕事をする大企業、企業を支える銀行、そこで働く市井の人々、そしてその家族。

それぞれにドラマがあって、あたたかかったり生きづらかったり、いろいろです。

どれもおもしろいです。

 

池井戸潤さんファンは、新しい小説が次々読めるし、

映像化、漫画化もどんどんされるし、

楽しみが尽きないというのも良いところです。

長生きして沢山読みたいと思えます。

人生における希望の光でもあるのかも。

 

半沢直樹シリーズの最新作はまだ読んでいないので、それも楽しみです。

 

  

本読み人の誰かの参考になれば幸いです。

明日は何を読もうかな。

 

ぼくたちはどう生きる

今日もあなたは本を読んでいますか?

こんにちは。キリンさんです。

 

今日、キリンさんが読んだ本は、

漫画 君たちはどう生きるか

です。

 

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 

 

こんな人に読んでほしい

生きる意味が見えなかったり、

将来の目標が無かったり、

善悪ってなんなんだよって思ったり、

なんとなく鬱々とした日々を送ってしまったり、

そんな人におすすめしたい本です。

 

もうだいぶ前に読んだのですが、

コロナ禍の今、また、読む意味があるのでは。

そう思っています。

 

でも、漫画があって、解説みたいな文章があって、

1冊の中にいろいろ入っているので、読みづらいなって思う人もいるかもしれませんね。

その場合は、吉野源三郎さんの原作を読んだ方が良いのかも。

 

君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか

  • 作者:吉野源三郎
  • 発売日: 2017/08/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

原作はまだ手に取ったことがないので、挑戦してみても良いかも。

とりあえず、漫画の方をもう一度読み直して、思索に耽るとします。 

 

 

本読み人の誰かの参考になれば幸いです。

明日は何を読もうかな。

 

オズランド

今日もあなたは本を読んでいますか?

こんにちは。キリンです。

 

今日、キリンさんが読んだ本は、

オズの世界 (集英社文庫)

です。

 

オズの世界 (集英社文庫)

オズの世界 (集英社文庫)

 

 

この本は、現在映画が上映されている、

「オズランド」の原作本です。 

 

映画が話題になる前から、書店の店頭で並んでいて気になっていたのでした。

読んでみたら、なんとも読みやすくて、面白い。

 

職業小説が好きなので、

遊園地というお仕事の裏事情みたいなことを知れるのがまず面白い。

また、恋愛ものとしても、ある程度の波があり、

盛り上がることはないにしても微笑ましくて好きな印象。

読む前の想像とはいい意味で乖離しているストーリーに、

どんどん引き込まれ、2日くらいで一気に読んでしまいました。

 

久しぶりに、ファンでない作家さんの小説を読んだ気がします。

文章がとっても読みやすかったので、

小森陽一さんの他の話も読んでみたいと思いました。

 

映画見た後でも楽しめるかな。。。

 

 

本読み人の誰かの参考になれば幸いです。

明日は何を読もうかな。

 

 

子ども科学電話相談の鳥のヒト

今日もあなたは本を読んでいますか?

こんにちは。キリンです。

 

今日、キリンさんが読んだ本は、

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

です。

 

 

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

 

 

こちらの本は、

NHKのラジオ番組「夏休みこども科学電話相談」に、鳥のことの先生として登場している

「どーもこんにちわー川上でーす」

の川上先生の著書です。

 

ラジオ番組を聴いていて、

川上先生と子どもたちとのやりとりが軽妙で面白くて、

川上先生のファンになりました。

 

しかも、タイトルからして、

とっても面白そうだったので、

読んでおかねばと思って読みました。

 
で、面白かったのか?

 

はい。面白かったです。

 

鳥類について知りたい人が読んでも面白いとおもいますが、

鳥類について詳しくない人が読んでも、楽しめました!

 

また、鳥類学者の悲喜交々みたいなことも、

愚痴のように述べられていて、

エッセイとしてもたいへん面白いです。

 

それから、ページ数は少なくないものの、短く文章がまとめられているので、

暇つぶしにも最適です。

ちょっとした空き時間や、

電車に乗ってる間に細切れで読んでも面白かったですよ。

 

エッセイが苦手でない方は、是非読んでみて欲しいです。

 

それから、

川上先生の自虐ネタや、

時代を感じさせる薀蓄などもみどころです。

 

 

本読み人の誰かの参考になれば幸いです。

明日は何を読もうかな。

 

だから会社を辞められた

今日もあなたは本を読んでいますか?

こんにちは。キリンです。

 

今日、キリンさんが読んだ本は、

もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

です。

 

 

もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

 

 

料理本を買い込み、一生懸命料理を作ることが、

本当に贅沢なことなのか?

本当に幸せに生きるために必要なのは、

豪華な料理ではないのではないか?

という疑問をもった筆者が、本当に(自分が思う)美味しいものを追求し、その成果を紹介している本です。

最後の方には、本当の自立とは何かということにも言及する、

社会派な、料理に関する随筆でした。

 

実践してみた

実は、この本を読んで、自分のごはんを少し見直してみました。

にんじんの皮を剥くのをやめたり、

スープから味噌汁に変えたり、、、

でも、

残念なことに、

すぐ元に戻ってしまいました。

いわゆるリバウンドというやつです。

 

慣れというのは恐ろしいもので、

意識していれば変えられるものでも、

意識しなくなった途端、慣れ親しんだ行動に戻ってしまうのです。

 

もう少し年を取って、健康についてもっと真剣に考えなければならなくなったら、

また戻ってくるとおもいます。

きっと、筆者と同じように

仕事をえいやっと辞めてくるようなタイミングになると思います。

 

丁寧に暮らす

昨今流行っている、丁寧な暮らしには、

とっても合致する部分が多いとおもいます。

難しいことは出来ないけど、丁寧な暮らしに憧れる、という人にお勧めしたいです。

何も難しいことをしなくても、

筆者と同じように暮らしてみたら、

丁寧に暮らしていることになりますよ。

きっと。

 

 

本読み人の誰かの参考になれば幸いです。

明日は何を読もうかな。

 

現代の幸せについて科学的に考えるという面白い対談

今日もあなたは本を読んでいますか?

こんにちは。キリンです。

 

今日、キリンさんが読んだ本は、

どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた

KADOKAWA / 吉田尚記×石川善樹 著

です。

 

どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた

どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた

 

 

科学者とアナウンサーという、

全く異なる職業の二人が対談をして幸せについて真面目に考えるという、

なんとも奇妙な本です。

 

表紙のイラストがかわいくて、

また、題名が面白くて、

ジャケ買いしました。

 

一番印象に残っていること

石川さんの結婚に至る経緯がとても面白かったです。

結婚すると決めたら、仕事と思って真面目に取り組まなければならないのだと、衝撃を受けました。 

頭がいい人が、本気出したら、

結婚という命題に対する答えを導き出すことなんて簡単なんだとおもいました。

やり方はとても簡単なのに、

わたしにはまだ覚悟がなくて、とても真似できそうにありません。

 

また、吉田さんが結婚をした理由にとても共感しました。

”まだやったことないことをやってみたい!”

これは、わたしの意思決定の際も同じです。

経験できるものならしておきたい。(結果がどうであろうと関係なく)

将来の選択肢が広がるならそうしておきたい。(結果的に同じ道を選ぶのだとしても)

他の人からは、そんな理由?と首を傾げられるかもしれなくても、

自分にとっては、とっても大事な考え方の軸となっています。

 

わたしが印象に残っているのは、結婚に関わることですが、

幸せ=結婚ではないということにも触れられています。

いろいろな観点で、幸せってなんだろうか、

幸せになるためにどう考え、どう動けばよいだろうか、

ということについて語られています。

 

読んでも特に幸せになれるわけではないですが(笑)、

なんかいろいろ考えたいとか、

人生を楽しくするヒントが欲しいとか、

そんなことを思っている人にオススメです。

 

 

本読み人の誰かの参考になれば幸いです。

明日は何を読もうかな。

 

 

新しいわかりかた

今日もあなたは本を読んでいますか?

こんにちは。キリンです。

 

今日、キリンさんが読んだ本は、

新しい分かり方

です。

 

 

新しい分かり方

新しい分かり方

 

 

昔から、佐藤雅彦さんのファンでこの人の考え方や書く文章が好きでした。

暮しの手帖』でも随筆を書いていらっしゃいますが、その内容と同じようなものと知り、興味がわいたので購入しました。

ハードカバーを買うのは本当に久しぶりでした。

 
こんな人に読んでほしい


暮らしにどきどきわくわくが欲しいという人にお薦めです。

本の前半は、写真や絵などで構成されていますが、

ページをめくるたびに、驚きやわくわくがあります。

ひとりで読んでいても、つい声に出して笑ってしまいます。

 

それから、ものの仕組みや考え方について、興味を持っている人にもお薦めです。

後半の随筆部分で、世の中の仕組みや考え方の不思議について、

佐藤雅彦さんなりの見方が説明されています。

 

もちろん、ピタゴラスイッチが好きなお子様にも!

 

一番印象に残っていること

“新しい分からない方”という言葉。

「こんな、分からない感じは初めてだ!」というときに使う言葉。

“新しい分かり方”と対をなす言葉。

 

こんなユニークな日本語を生み出してしまう、佐藤雅彦さんの発想力に感嘆します。

 

本の中では、タイトルにある“新しい分かり方”を解説していますが、

同時に“新しい分からない方”も説明されています。

私も、いくつか“分からない”仕組みがありました。

人によっては、半分くらい、“分からない”かもしれません。

“分からない”ことを分からないのであると理解することも、

人生を楽しくするうえで必要なことかもしれません。

(ここ重要!)

 

 

ハードカバーなので、少しハードルが高いかもしれませんが、

一度読むだけでなく、何度か繰り返して読むことで、

新しい発見や新しい分かり方があるかもしれません。

コスパは悪くないとおもいます。

 

 

本読み人の誰かの参考になれば幸いです。

明日は何を読もうかな。